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司馬遼太郎氏「名こそ惜しけれ」

東洋ゴム工業の子会社東洋ゴム化工品が2014年9月、大阪府枚方市の消防組合の新庁舎に使われる免震ゴムについて、性能が国の基準を満たしているとする虚偽の検査成績書をつくり、出荷先に交付したということで、不正競争防止法違反の疑いで書類送検された件で、12日東洋ゴム化工品に枚方簡易裁判所が罰金1,000万円を言い渡したということ。 罰金の多寡でなく、会社の責任を明確に認定したという点で、大きな判決だ。この事件の後も日本の名だたる企業が品質について不正をしたとする事件が後を絶たない。 日本の製造企業が戦後築いてきた日本製品への信頼に国内外から疑問符をつきつけられる深刻な事態だ。個人的にも文系ながら製造企業に就職させていただいていたこともあり、こうした事件の報に接するにつけ、悔しい思いをしている。 作家の司馬遼太郎さんがその著作活動の中で、日本人の価値体系の根本にあるのは、「名こそ惜しけれ」という精神だと言われていたことを思い出す。 日本企業についても、企業統治とかコンプライアンスとか難しいことはさておいて、日本企業が顧客に提供する高品質や短納期は、「顧客に対して迷惑をかけない」、「顧客の要請に応えることができないというのは、恥ずかしい」という根本的な考えのもとに永年保たれてきたものではなかったか。 時が経ち、忙しい日々やお金を追いかけねばならないという風潮に圧力を受けながらも、企業や社会を構成す … 続きはこちらをクリック

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