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なぜ政治家になろうと考えたか

私が会社を退職し、なぜ政治の世界に入ったかということについてご紹介した記事がありますので、HPを新たにするにあたり再掲載させていただきます。

かもと祐一写真「私は幸運にも高校時代に奨学金をいただいてアメリカのミシガン州に1年間留学する機会を得ました。当時は政治のことにあまり関心がありませんでしたし、あまり憶えていません。しかし、その年は民主党の現職カーター大統領と大統領選を争った共和党の俳優出身レーガン氏が勝利し、翌年3月、就任後間もなく、首都ワシントンで銃撃されるという事件が起きました。すごい国に来てしまったなと思いながらも、滞在していた先の近所の人たちや友達は優しく、自信に満ち溢れ、決してお金持ちの住む町ではありませんでしたが豊かな生活をしているのに感心したものです。

帰国後、地元の大学を卒業後、会社勤めをすることになりますが、入社後、4年目の1990年の秋、アメリカのノースカロライナ州に転勤することになりました。その頃の日本はバブル経済崩壊前の絶頂期、アメリカではレーガン政権の後を継いだブッシュ氏が大統領職にありました。アメリカは外交上、1991年1月から始まる湾岸戦争でイラクをクウェートから追い出して大きな成果を挙げましたが、経済は景気後退の時期で、雇用への大きな危機感があり、アメリカ人は自信を失いつつありました。日本や韓国、台湾などの国際競争力をつけた国々の企業との競争でアメリカの企業が倒産したり、より効率の良い外国に移ってしまったりして、アメリカ人の失業問題が大きくクローズアップされてきたのです。

そうした中で誘致企業の一員としてアメリカに駐在することになった私は10年前の暮らしの中で見たアメリカと様子が変わってしまったことに気づきました。雇用の不安、財政赤字、貿易赤字と犯罪に苦しむアメリカがそこにはあったのです。一方で、私の赴任地ノースカロライナの州知事、町長を筆頭に州政府や役所の職員が地元の雇用を増やし、さらには地域振興を図ろうと一生懸命な姿を見て大変感動しました。
私は思いました。近いうちに、日本もアメリカのように、競争力をもった海外に雇用を奪われる時期がくるだろうと、雇用が脅かされれば地域不安が増大し、犯罪や教育の荒廃、福祉の低下などが大きな問題になるだろう。それに対して政治が大きな役割を果たすだろうということを。

 中国に「隗(かい)より始めよ」という故事があります。何事をなすにも、まず自分自身からはじめなさいという意味だそうです。私は小さな存在かもしれませんが、私が行動を起こすことによって、もっと優秀な人たちが地域づくりに参加していただければ幸せです。
私は、2社の民間会社に勤めてまいりました。そして市議会議員在職中も含めすばらしい先輩、同僚に恵まれて大変幸せでした。勉強も大いにさせていただき、感謝するばかりです。このご恩を、これからも社会に対してお返ししたいと念じています。

激化する国内外の経済競争、地方の債務、社会保障制度の疲弊、地方と大都市圏の格差の増大、少子高齢化、東日本大震災への国の対応などを目の前にして、国民の政治への不信や不満が募っています。助けてくれる人は誰もいません。私たちは、自らの勇気と知恵と行動力で問題を克服していかねばなりません。幸い、安来市や島根県は豊かな自然、誇れる歴史や文化、産業基盤、そして何よりも、優れた人材(勤勉で実直)に恵まれています。今、必要なのは私たち一人ひとりが自らの責任において地域をつくっていこうとする勇気や気概ではないでしょうか。」

初心を忘れず、安来のために、島根のために、今後も粉骨砕身頑張っていく所存です。ご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。

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