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テーマ: 歴史・文化・伝統

卜蔵孫三郎、卜蔵新田と次代を担う子供たち

今日は長男と安来市総合文化ホールアルテピアで開催された卜蔵孫三郎氏(ぼくらまござぶろう)に関する講演会の聴講と彼の功績を記念した演劇を観賞。 卜蔵孫三郎氏は300年以上も前に今の奥出雲町の鉄師(田部家、桜井家、絲原家に並ぶ)の家に生まれ、安来市の荒島町に移住してきた人。当時荒島にあった日白池を鉄穴流し(かんなながし)の技術を使い埋め立てて新田を開発した偉人。松江藩から開発の許可を受け、地域のみなさんの協力を得ながら16年の年月をかけて開発を完遂した偉業、さらには港や道路の改修、海運業運営などにより残した功績は今でも地域のみなさんの誇りだ。 今回開発された卜蔵新田が日本遺産に認定されたのを機に劇団を結成し、今回演劇を初演、元荒島交流センター長佐々木弘氏の講演会までこぎつけられた卜蔵三代目孫三郎劇団(勝部幸治団長)のご努力には頭が下がる。 こうした活動を通じて地域のみなさんが地域に自信と誇りを持たれ、何よりも次世代を担う子供たちが健やかに成長されることを祈念したい。劇団のみなさん、共催された荒島青年協議会、荒島小学校PTA、荒島地区商工会、後援者のみなさん、ありがとうございました!

映画「たたら侍」が残してくれたもの

 今朝の山陰中央新報を読んでいたら、「『たたら侍』動員20万人 島根県など財政支援 目標8分の1」という記事が載っていた。  今年5月から全国で上映した映画「たたら侍」が半年間で目標の8分の1の約20万人の見通しとなったということだ。県や7市町でつくる「支援自治体連絡会」が制作費の約10分の1にあたる約1億円を助成し、PRの展開に2,000万円を支援したという。  同連絡会の事務局長は「当初見込みと比べれば『失敗』は議論を待たない」とコメントされたということ。  確かに出演者の1人が覚せい剤取締法違反で逮捕され上映ができなかった期間もあるなどのトラブルがあったことは大きな痛手だった。ビジネスとしても厳しい見通しであることは間違いないと思う。  しかし、そのようなトラブルに直面し、映画をつくる側の人たちやそれを支援する同連絡会やその他の人たちが、なんとか再度修正された映画を上映にこぎつけた努力には頭が下がる思いがするし、その人たちの思いは単に、ビジネスの側面では測れない、貴いものがある。彼らの思いや経験はこれからも残るし、きっと他の場面で活かされるにちがいないと思うのは私だけではないのでなないか。  さらに、「たたら侍」の映像の美しさは国境や言葉を越えるメッセージがあったと、私は思う。島根の文化、ものづくりの心など、これからもこの映画や映像を観る機会を増やすことにより、日本人はもとより、外 … 続きはこちらをクリック

出雲國たたら風土記~日本遺産認定!

昨日4月25日、文化庁が「出雲國たたら風土記~鉄づくり千年が生んだ物語~」を日本遺産に認定したと発表があった。誠に喜ばしいことだと思う。 「日本遺産」認定にかかわる事業の目的は、「地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」に認定するとともに,ストーリーを語る上で不可欠な魅力ある有形・無形の文化財群を地域が主体となって総合的に整備・活用し,国内外に戦略的に発信することにより,地域の活性化を図る。」(文化庁)というものだそうだ。 今回は全国42都府県から67件の応募ストーリーのうち19件を選んだということだ。「日本遺産」認定は、昨年度より始まった事業で、昨年度の津和野に続き、2年連続で県内から日本遺産が選ばれた。 たたらは今では「天下無双」の島根の財産だ。今回の認定は地域のまちづくりや観光地づくりにとって大きな起爆剤となりうる。 まず最初に、地域のみなさんが、改めて「たたら」や「たたら」が生んできた優れた鉄、生業や産業、歴史、伝統、文化、生活、習慣、そこに生まれ育った人々の気質、自然との共生スタイルなどに思いを馳せ、その良さを認識することから始めたい。   文化庁の発表資料によるその出雲國たたら風土記のストーリの概要は以下のとおり。 「日本古来の鉄づくり「たたら製鉄」で繁栄した出雲の地では,今日もなお世界で唯一たた … 続きはこちらをクリック

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