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謹賀新年

 

新年あけましておめでとうございます。

旧年中もご指導、ご鞭撻いただき、誠にありがとうございました。

今年もよろしくお願い申し上げます。

昨日は安来市総合文化ホール アルテピア で20歳の集いに招かれました。ご指名により、二十歳の若人にお祝いの言葉を述べました。

要旨は以下のとおりです。

「みなさん、明けましておめでとうございます。

島根県議会の嘉本と申します。

20歳の集いの開催、誠におめでとうございます。

そして、まぶしいほどに輝く「若人」を心をこめて育んでこられた保護者の皆様、ご家族の皆様、誠におめでとうございます。

ご指名によりありがたいご縁をいただきましたので、一言お祝いの言葉を申し上げます。

昨年は引き続きコロナ禍に苦しむ年となりました。また、二月にはロシアのウクライナ侵攻が始まりました。今もなお悲惨な戦争が続いています。日本においても原油高をはじめとする生活必需品や資材の値段が上がり、私たちの生活や仕事にとても大きな負担がかかっています。島根県議会におきましても、昨年末に定例会が閉会しましたが、同じくここにお招きいただいた田中県議とともに、コロナ対策、物価高騰対策を集中的に議論し、県民の皆様のくらしを守るための予算が可決されたところです。引き続き努力してまいることをこの場をお借りしてお誓い申し上げます。

さて、昨年は良いニュースもありました。野球が好きな私としては、なんといっても大谷翔平選手のアメリカのメジャーリーグでの大活躍は大きな喜びでした。彼の活躍は日本人にとって大きな誇りですし、私としては、アメリカの国技である野球で日本人の存在感を示してくれたことがとてもうれしかったのです。また、彼の礼儀正しさや他者を尊重するふるまいは、日本人の特質として高く評価されています。彼のおかげで、アメリカ人や世界の国々の人々が、日本にさらに興味と好感を持ってくれるようになったのではないでしょうか。将来、皆さんがアメリカや世界へ旅行や仕事で行ったり、あるいはともにお仕事をしたりなどするときに、きっと彼の活躍が役に立つと思います。

大谷選手をテレビで見ていても、ひときわ厳しいメジャーリーグの競争の中で、とても楽しくプレーをしているように見えます。私たちには想像もつかないような厳しい練習や準備をしておられるはずですが・・・。野球が楽しいからこそ、厳しい練習や準備にも耐えることができ、それも含めて楽しんでおられるのではないかと思います。

そこで、月並みな言葉ではありますが、私はみなさまがたに「ひたむき」という言葉を贈りたいと思います。「ひたむき」とは一直線の「直」に、方角、方向の「向き」と書きます。一つの物事だけに心を向けているさま。忍耐強く、いちずに打ち込むさまを表す言葉です。

中国の論語という書物にも同じようなことが載っています。約2500年も前の孔子という思想家のお話を弟子たちが後にまとめた書物ですが。その書物の中で孔子はこう言っています。

その物事を知っている人は、

その物事を好きである人にはかなわない。

その物事を好きである人は、

その物事を楽しんでいる人にはかなわない。

こうしてみますと古今東西、物事をなしとげる、あるいは最高のレベルに達する人たちの心理的な状況は、楽しむ、つまり満ち足りていることを実感して愉快な気持ちになるということだと思います。

しかしながら、このように楽しむためには、先ほど申し上げましたように、日ごろの努力、精進も必要です。みなさんの周りの人を見渡してみてください。仕事のできる人、スポーツのできる人、勉強のできる人、あるいは一芸に秀でた人などが皆さんの周りにおられると思いますが、そういう人たちは陰ひなたを問わず「ひたむき」に、一所懸命に努力をしておられるはずです。私の限られた経験から申し上げても、そうした方たちは、「ひたむき」に努力奮闘し、時には失敗、挫折しながらも、物事を成し遂げられています。

そして「ひたむきに」取り組んだ結果というのは、神様仏様のみぞ知るということで、成功することもあるでしょうし、失敗することもあるかもしれません。

結果はどうあれ、実はこの「ひたむき」の中に、「本物」の人生の達成感や満足感、幸せがあのではないかということを、皆様には、申し上げたいのであります。新年を迎えるにあたり、私自身もこの言葉の意味を改めてかみしめたいと思います。

仕事を頑張りたい人、農業を頑張りたい人、安来や島根で地域貢献をしたい人、あるいは幸せな家庭をつくりたい人、人それぞれだと思います。みなさまには是非「ひたむき」になれるものを見つけてほしいと思います。もうすでに見つけた人は、「ひたむき」に頑張ってほしいと思います。

最後に、この二十歳の集いを執り行うために、お骨折りをいただいた実行委員会の委員長様をはじめ、関係者、関係機関のみなさまがたに深い感謝と敬意の念を表しまして、誠に簡単ではございますが、お祝いの言葉に代えさせていただきたいと存じます。

改めまして本日は誠におめでとうございます。」

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