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2018年12月20日の活動日記-blog-

ノブレス・オブリージュ

ノブレス・オブリージュ(フランス語:noblesse oblige)という言葉がある。日本では馴染みのない言葉であるが、欧米、特に貴族社会を育んできたヨーロッパではよく知られている言葉だそうだ。 高貴は強制するというような直訳になるそうだが、特権階級には義務が伴うという意味となるということ。 法律的な義務ではないが、今ではリーダーや社会的に責任のある人たちにはそれなりの社会に貢献することが求められるという意味合いで解釈されているということ。 一方で武士道を育んできた日本では、現在では国民一人一人に至るまで恥ずかしいことをしてはいけないとか、公の場ではそれぞれが社会の秩序を守り社会に貢献するという気風が醸成されてきたのではないか。一例として、震災後日本人が整然と水の支給の列に並ぶことが海外の人たちに尊敬の眼差しで称賛されたことは記憶に新しい。日本国民一人一人に至るまでノブレス・オブリージュ的な精神が身についていることが日本人の素晴らしい点の一つだと私は考えてきた。 しかしながら、昨今の日本における社会状況を俯瞰するにそれとは反対の事件や事例も珍しくはない。一々指摘はしないが、自戒もこめてノブレス・オブリージュという言葉をかみしめたい。 今日も前進!

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