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健康保険組合の加入者負担増

産経新聞によると、健康保険組合の経営悪化が進行しており、健康保険組合連合会が昨年末に発表したデータによれば、平成29年度は加盟約1400組合のうち4割以上が、支出が収入を上回る赤字状態となったということだ。高齢化により高齢者向け医療費が増加しており、健康保険に加入する現役世代が高齢者(前期、後期高齢者)の医療費を拠出金として支える形となっている。同紙によれば、加入者が負担する保険料はこの10年で10万円も上がり、手取り収入は押し下げられる一方だということ。

まずは医療費を削減していくことが必要だと思うが、国では健康寿命を伸ばして医療にかからない健康な体をできるだけ長く保つことだ重要だとしている。噛み砕いていうと、十分な栄養をとり、適度な運動して、睡眠を十分とり、ストレスのない生活を送るということが大事だということ。私もスポーツ振興やレクリエーション振興、かかりつけ医の日常的なアドバイスなどが有効ではないかと考えている。その他、制度的な改革によるコスト削減も必要になってくると思う。

やはり大きいのは人口減の影響であろう。保険料を負担する若い人たちが高齢者の数に比べ相対的に少なくなるのだから。

人口の自然減に比べ、出生率が追いついていかない。出生率をあげようと思っても一朝一夕には難しい。若い世代が子供を生み育てやすい環境整備が必要であるが、当座の子育て中の経済負担の軽減に加え、子育てが終わった後の老後の見通しがたてられるような環境整備も必要だ。長期的視点に立った全世代型社会保障制度設計が必要だ。

高い賃金をもらえる企業を増やすことも大事だ。付加価値の高い仕事をする企業を増やすためには、職業訓練や企業活動をサポートする環境整備などが必要だ。

さらに、限られた地域(安来や島根)で言うと、若い人たちに地域に残ってもらい仕事をしてもらうことも必要だ。

人的活力、経済的活力があってこそ、医療や福祉を支えることができる。

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