島根県西部を震源とする地震(2)
島根県西部地震の被害が明らかになりつつある。行政の対応も急ピッチで進められている。 昨日11日午前3時50分頃には、大分県中津市耶馬渓町金吉で住宅の裏山が幅約200メートル、高さ約100メートルにわたり崩落した。専門家の分析によれば、風化で斜面の岩盤に裂け目ができ、堆積した土砂層を巻き込んで山崩れが起きたとの見解だそうだ。他にも原因はあるのかもしれないが、同じような場所は日本でたくさんあるように思われる。島根県にも地域的な地層の特質から、このような山崩れの可能性は多分に考えられる。単に災害対応でなく、地域全体をどのようなまちにしていくかという大きなスケールの国土論、県土論が必要だろう。 山崩れで犠牲になられた方のご冥福を謹んでお祈り申し上げますとともに、大分県の山崩れ、島根県西部地震でお怪我をされた皆様、被災されたみなさまの一日も早いご回復をお祈り申し上げます。合掌。